"HAM"2011

2011年12月27日 CI部collection "HAM"2011@小金井アートスポットシャトー2F

Contact Improvisationのサンプラー。同志・手代木花野の誘いなのだから行かないわけにはいかない。おめえとおいらを久々に観ることができて非常にうれしかった。このダンサーたちの25歳からの踊りは楽しみ。

菅彩夏 × 中川麻央 × 藤原右裕
美木マサオ × 石井則仁 × 柳本小百合
おめえとおいら(菅佐原真理 鈴木よう子) × 平林秀夫
宝栄美希 × 京極朋彦 × カワイヒトシ
手代木花野 × ヤスキチ × 堤博明

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掌編「ガールズビタースイート」

「私が死んでも、あんたの旦那にお経とか読ませないでね。」

 ——うん、わかってる。

 私はそう頷くことしかできなかったけど、それ以外にかける言葉もなかったし、そんな資格もなかった。私は結婚する。正確に言うと、しなければならない。家の跡を継ぐために、婿をとらなければならないのだ。大学を卒業して、2年は好きなことをしていい。好きなだけ踊っていい。2年経ったら、見合い結婚をする。それが何百年と続く寺の長女である私に与えられた条件で、私はこの1年、本当に狂うんじゃないかというくらいバレエを踊った。狂うほどバレエを踊ったけど、それよりももっと狂おしいほどに、リサを愛していた。リサが私たちに将来がないことを最初からわかっていたように、私もやがて訪れる見合いにむけて、この関係を絶たなければならない日がそう遠くないことを知っていた。

 なんて残酷なんだろう。リサは何一つ不満を漏らさなかったが、きっと私が婿をとることを快く思っていないし、そんな得体の知れない婿の坊主なんかと跡取りのために結婚する私を軽蔑したかもしれない。

「リサが死んだら、リサの一番太い骨を拾うよ。」

 誰と?とは聞かれなかった。しばらく沈黙が続いた。キンモクセイの香りが、風に乗って鼻をくすぐる。秋だ。その先では、冬が待っている。

「リサ、私よりも先に死なないで。」

「君って本当に勝手だよ。いつだってあたしを一人にするんだから。」

 何も言えない。私はリサの後ろから、彼女を抱きしめた。細い首。リサの身体が脈打つのを感じる。リサの肩が震えていた。不満などほとんどこぼさなかったリサは、今もなお声を殺していた。また、どこからかキンモクセイの香りがした。やっぱり秋だ。そのすぐ先では、冬が待っている。冬が終われば、私たちは、

(了)

 

 e.chiba作(デザイナー 兼 写真家)

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「明日が消えた日」

2011/03/30 shoppin'gocart本公演#3「明日が消えた日」 @せんがわ劇場
振付・演出:石和田尚子
出演:長沼陽子  豊田安希子  山崎美佳  土田千尋  手代木花野  風岡美沙  平吹佳奈  石和田尚子
演出助手:佐藤和央
舞台監督:大畑豪次郎(MOKK)
照明:加島茜
音響:井上林童
制作:加藤千晶
宣伝美術:伊東祐輔(おしゃれ紳士)

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第63回全国中学校・高等学校ダンスコンクール

2010年11月23日 第63回全国中学校・高等学校ダンスコンクール@メルパルクホール(浜松町) 日本女子体育大学主催

高等学校部門
 1位 富士見高等学校 「時をかける少女」

中学校部門
 1位 立教女学院 「ディラクエ ~魂の叫び~」

 「時を~」のほうは私の研究室のゼミ長がOGとして関わっており、受賞の瞬間は泣いたらしい。

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6 element

2010年10月30日 6element@中野テルプシコール

構成・演出・振付:
笠井瑞丈×上村なおか
出演:
金子愛帆、小暮香帆、壇上真帆、西館典子、原田香織、矢萩もえみ

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冨士山アネット SWAN

2010年10月22日

冨士山アネット SWAN @三軒茶屋シアタートラム
作/演出/振付=長谷川寧
音楽=P.チャイコフスキー フジモトヨシタカ(ar)

演劇に引っ張られていくダンス。それでも素晴らしくダンシングしている。再構築前のSWANを知っていたらずっと面白かっただろう。3大バレエすらきちんと見たことのない教養不足。ゴム手袋のだすノイズも含めて音はとても良かった。

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time and locus 「太陽は眩しい」

2010年10月1日~3日 高野美和子主宰time and locus(タイム アンド ロウカス)新作「太陽は眩しい」 @d-倉庫 なんでもない人間の身体を使って、なんだかわからない奇妙な生き物を作りだしてくれる高野の4年ぶりの新作。

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宇宿允人の世界

2010年9月3日@東京芸術劇場「第186回 宇宿允人の世界」
 恩師に突然誘われ緊張しながら鑑賞。オケは毎回オーディションで集められる混成メンバーであるためか、完璧な完成度を持つとは言い難いが、テンションは高い。体調の悪さ(ガンがリンパ腺に転移)は指揮を観ている限りでは気にならない。

 モーツァルト 歌劇「後宮よりの誘拐」K.384

 シューベルト 交響曲第7番ロ短調「未完成」D.759

ベートーヴェン 交響曲第7番イ長調作品92

 この状況で7番をやるとは。跳ねる音楽が同時に重く内省的な仕上がりになった。

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GUMBO vol.2

2010年7月24日@遊空間があびぃ GUMBO vol.2(Dance Group SEED + Dance Myura) 演目「シンデレラ主義」「かなわぬオモイ」 

出演:竹原みどり 石森麻衣子 加藤梨花 佐藤野原 園原麻織 小笠原大輔 国枝昌人(撫肩ガイダンス) 佐藤昌枝 三浦ゆかり 構成・振付 三浦ゆかり

在学生が出るということで観る。ビートルズが大音響で流れるのはいかなる意図かわからんがHey Judeとか逆に新鮮で良かった。少しダンサーにセリフがあった。どうせならセリフをもっと入れて、後半部でダンサーに喋りまくってほしかった。それも面白そうだ。

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大野一雄ひとりごとのように

2010年7月23日@ポレポレ東中野 映画 大津幸四郎「大野一雄 ひとりごとのように」2005年
大津監督の挨拶で始まり、映画の後に大野慶人による一雄「あやつり人形」のダンス(これが楽しげで良かった。プレスリーのcan't help falling in love他に合わせて)。
「踊るために山に登ってきたのに。踊るなと言われた」「誰が帰れというのか」と妄想を呟きながら踊り始める有名なシーンはやはり慄然とする。だがやはり、この映画から大野一雄に入らないほうがいいだろうと思う。

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